あっという間に4月です。
2月にイラストレーションの仕事を二つ立て続けにいただきました。
3月にそれが形になって書店に並びました。
イラストの仕事、しかも書籍の装画と雑誌の挿絵、憧れの仕事ができて嬉しいです。
挿絵の方は、「野生時代」新連載小説の笹本稜平「指揮権発動」の扉絵です。
アフガニスタンのカブールで起きた、テロと思われていた邦人殺人事件の謎を検察官が追うというスケールの大きな社会派ミステリ。3月12日発売の野生時代4月号から一年間の予定です。
装画は、講談社から3月14日発売されました。「凜」蛭田亜紗子。
現代のいろいろ屈託を抱えた就活生の女の子が、旅先で偶然、大正時代の北海道のタコ部屋労働と遊郭の過酷で残酷な記録に出会ったことでまた自らの人生を捉え直す、というような長編小説で。
タコ部屋と遊郭の過酷な描写が強烈なんですが、そこに生きる人たちの意思や覚悟に引き込まれて一気に読みました。
魅力のある小説だと思います。装画が、その魅力を伝えるお役に立てたらうれしいです。
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