p182 小切手詐欺で買物するディックとペリー
p208 事件の噂や憶測が広がる村に一軒のカフェ
p453 現場検証で連れて来られた二人を囲む村の人々
MJイラストレーションズ課題で挿絵を描きました。カポーティーの「冷血」(新潮文庫)です。
長編小説だけど読み始めたらとても面白くて(久しぶりに本に夢中で電車を乗り過ごしました)描いてみたいと思って。
描きたい気持は充分あったけど、長編だから描きたい場面も沢山あって、最初は8点くらいスケッチしてました。
映画化されていたので、それを借りて観て(Youtube経由でGoogleで支払いして映画観られるんですね。初めて知った。48時間で¥300でした。)街の雰囲気や服装の感じなんかはそれでかなり掴めたんだけど、それでも原作とは違う場面も多くて、また確認したり調べ直したりして描きました。
1959年のカンザス州の小さな村で実際に起きた一家4人惨殺事件の話。
積み上げられる様々なエピソードが事件の内容を少しずつ見せて行くのが面白くて読み始めたら止まらなくなって。
でも最後までミステリー小説みたいな謎解きのカタルシスはなくて、現実的な割り切れない読後感が残ってます。
犯人二人と、被害者一家の、三つの家族の物語でもありました。その辺もうちょっと描きたかったけどできず。
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